木材は、腐るといろいろな性能が低下します。ですから木材を使用するときは、その周辺をできるだけ乾燥した状態に保ったり、湿気を呼ぶ箇所には幹の外周部にある辺材(白太)部分を使わないようにするなどして、木材が腐らないように注意します。
屋外や、どうしても湿っぽい場所、また接地状態で長時間使われたりする場合は、腐朽や蟻害にかかりやすいので、使用場所の状態や使い方に応じて、日本農林規格(JAS)などで定められた薬剤で処理された木材を使います。
とくに屋外で使用する場合には、時折、木材の状況を観察して(例えば、ドライバーなどを差し込んでみたりして、腐朽状態を診断するなど)耐久性を確かめます。
秋田県木材産業協同組合連合会 「森と木の国 秋田」木製品カタログより